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2017年03月03日

【塾ティ】方法的懐疑/佐々木


お久しぶりです。佐々木です。

今回は迷いが生じたときに役立つ(かもしれない)1つの「方法」について話します。

みなさんはルネ・デカルトという哲学者をご存知でしょうか?

「我思う、故に、我在り」

これはデカルトの格言です。一度は聞いたことがあると思います。

あらゆる学問の確固たる基礎を打ち立てようと思ったデカルトは、あらゆるものを疑います。感覚なんて序の口。欺く神や悪しき霊を登場させて、数学さえも疑います。つまり、1に1を足しても2になるとは限らないのではないかとデカルトは考えるのです。

何を馬鹿なことを言っているんだと思われるかもしれません。
1+1=2に決まっているじゃないか。
そうです、その通りです。デカルトもそのことを認めています。
けれども、重要なことは、そんな当たり前のことも疑おうと思えば疑うことができてしまうということです。そして、疑うことができてしまう以上、それを学問の確固たる基礎に据えることはできないのです。

では、絶対に疑うことができないものなんてこの世に存在するのでしょうか?
デカルトは1つだけあると言います。
こうして疑っている私(=我)の存在です。たとえ悪しき霊に騙されていたとしても、騙されている私の存在だけは疑うことができないのです。

デカルトの格言はこうして生まれました。
そして、絶対に疑うことのできない私の存在を学問の基礎に据えて、疑ったものを再び確信へと舞い戻らせるのです。

何かを決断するとき、たとえば将来の進路を決めるとき、みなさん何を選択すればいいのか迷いますよね。なぜ迷うのか。それは、自分の選択に答えがないからです。だから、選択するうえで大事になるのが、これでいいんだという確信です。

そこで使えるかもしれないのが、デカルトの懐疑。デカルトは疑えるものを一旦括弧に入れていった結果、絶対に疑えない自分の存在を見出しました。同じように、何かを選択するとき、その選択肢を一旦疑ってみる。この選択は正しいのかどうか、自問自答してみる。そして、それでも正しいと思えるのであれば、自分の決断に確信が持てるのではないでしょうか。

しかし、1つだけ注意しておきたいことがあります。
それは、徹底的に疑ってはいけないということです。もしも、徹底的に疑うのなら、疑っていることすら疑わないといけません。すると、もはや何にもできなくなってしまいます。

デカルトは決して徹底的に懐疑を行なったのではありません。あくまで、学問の確固たる基礎を見出すという目的の下で疑ったのです。思考停止に陥ってしまうような徹底的懐疑は意味がありません。だから、デカルトの懐疑は「方法的懐疑」と言われるのです。

確信するための「方法」としての懐疑。何かに迷ったときは、デカルトに倣って、方法的懐疑を行なってみてはどうでしょうか。


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posted by KKCKKC at 16:02 | Comment(4) | TrackBack(0) | 塾ティーチャー日記
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